あなたは現在、「学生」または「サラリーマン」、もしかすると「働いていない」かもしれませんが、この様に考えてるかと思います。
その場合、明確な目標があったり、ただ漠然と考えているなど個人差はあるでしょうが、「起業」という目的があることは確かです。
しかし実際のところ、起業したくても「何から始めれば良いか分からない」、「何をやったらいいか分からない」など行動に移せない方は多いです。
よって当記事では、起業する際に「やるべきこと」と「身に付けるべき知識」を解説します。
目次
起業したい人がやるべき4つのこと
起業したい場合は、「初めにやるべき4つのこと」があります。
では、1つずつ解説しますね。
ビジネスモデルを決めてリサーチする
1つ目は、ビジネスモデルを決めてリサーチすることです。
このビジネスモデルとは、以下の要素を言います。
- どんな事業で収益を上げるか?
- 事業のターゲットは誰なのか?
- どの様な製品やサービスを提供するのか?
起業して成功する為には、行うビジネスモデルを徹底的に「リサーチ」することが必須です。
一般的に起業と言うと、ビジネスモデル以前に会社設立や資金の心配などに目が行きがちですが、最も神経を使うべきなのはこの「ビジネスモデルの選定とリサーチ」なのです。
何故なら、このビジネスモデルが間違っていると売り上げが立たず、全く事業として成立しないから。
また、このビジネスモデルを適当に決めたり、変な方向に拘りすぎても上手く行きません。
前者であれば、一時期の「タピオカ」など、たまたま流行っているだけのビジネスに参入する。
後者は、世に出ていない「新しいサービス」を生み出すことに集中する、もしくは目立つために「斬新さ」に拘るなど。
起業初心者はこの様なものではなく、「既に安定して需要があるジャンル」を実践した方が良いです。
あとは、ちょっとした「コンセプト」や「キャッチコピー」で差別化すれば良いだけなので、起業初心者はこのジャンルのビジネスモデルを実践し、リサーチすることをおすすめします。
時代の流れを読む
2つ目は、「時代の流れ」を読むことです。
当たり前ですが、時代の流れに合ったビジネスを実践すれば稼ぎ易いですし、その逆を選択すれば成功は難しくなります。
起業の世界では、サラリーマン以上に時代の変化がモロに自分の収入に反映されてしまう為、この要素は起業で成功する為に必要なのです。
よってこれは、時代の流れに乗るビジネスとしては「やってはいけない例」だということ。
一時的な流行りに乗ることは、時代の流れを読むことではありません。
今で言うなら新型コロナウイルスの緊急事態宣言以降、「店舗型のビジネス」は休業要請により続々と閉店に追い込まれました。
そしてこの流れは、たとえワクチンが普及しても尾を引くことになるでしょう。
そんな中、圧倒的に売り上げを伸ばしたのは、「オンライン型」のサービスを提供するビジネスです。
ゲームやアフィリエイト広告、通販事業などはコロナ以前の「数倍以上」の売り上げを上げているのです。
よってこれが、「時代を読む」ということです。
前述の通り、ワクチンが普及してもこの風潮が尾を引くことになるのは明白なので、今から起業を目指す場合は、「ネット完結型のビジネスモデル」を選択することがおすすめです。
勿論これはあくまで「例」なので、あなたが店舗型ビジネスでやりたい事業があるなら、リスクを覚悟で実践して下さい。
事業計画書を書く
3つ目は、「事業計画書」を書くことです。
この事業計画書とは、あなたが行う事業の目的ビジネスモデルについて、販売から利益までを「数値レベル」で記載する書類です。
ビジネスモデルを構想する際は、大抵漠然としたものになりますが、事業計画書を作ることで数値レベルでその再現性や全体像を明確にイメージできるメリットがあります。
事業を行う際は資金を投入し販売を行い、出た売り上げから経費を除いた額が「利益」になります。
ここで数値レベルで管理が出来ていないと、利益が殆ど出なかったり、最悪の場合マイナスになってしまうので、「数値レベル」でビジネスモデルを把握することが必須なのです。
その為、事業アイデアを思い付いたら「事業計画書」を作り、その事業の再現性などを把握しましょう。
初期費用や経費がほぼ掛からない、ネットビジネス系などであれば作成しない場合が多いですが、資金調達が必須なタイプの事業であれば銀行や投資家からの「融資」を募る際に必須です。
即「行動」する
4つ目は、「即行動する」です。
事業アイデアを考えビジネスモデルをリサーチし、事業計画書を書いたら、「行動」しましょう。
何かと理由を付けて行動しないと、何も変わりませんからね。
いきなり大きく動かなくても良いので、現時点の自分のレベルで出来ることをするべきです。
例えば、以下のものです。
- やるべき作業をスケジュール化する
- 集客用にブログやSNSを始める
- そのジャンルの成功者のやり方を研究する
もし、あなたが行う事業がネットビジネス系で参入が容易なジャンルなら、早急にコンテンツを作って「露出」してみて下さい。
反応を恐れて100%の完成を待ってから露出するより、一度世に出して反応を確かめながら修正した方が圧倒的に成功の近道になりますから。
僕自身、アフィリエイト事業を行っていますが、新しいセールスページを作ったら即「露出」させて反応を見つつ、ABテストを繰り返して完成を目指しています。
結果、最速で売り上げを目指すことが出来るのです。
起業したい人が身に付けるべき3つの知識
起業する際は、ビジネスモデルを決めリサーチするだけではなく、「お金」の面の知識も必要になります。
とは言え、専門家を目指す必要はなく、知りさえすれば誰にでも分かることなのでご安心ください。
資金調達の知識
1つ目は、「資金調達」の知識です。
起業する際は、無料~数万円程で出来るネットビジネス系などを除けば、大抵のジャンルで「資金調達」が必要になります。
行う事業にもよりますが、「数百万円~数千万円位」が必要になるので、金額によってはサラリーマンやバイトの貯金では難しいでしょう。
その際は、「銀行」や「クラウドファンディング」、「エンジェル投資家」から融資を受ける方法がメジャーです。
また、条件さえ満たせば国から「助成金」を貰える場合もあり、こちらも返済義務などは不要ですから検討してみるのも手です。
因みに僕は、アフィリエイト事業なので1~2万円程で起業しました。
よって、あなたがビジネスモデルに拘りが無く、お金を掛けずに成功したい場合はこちらをおすすめします。
税金の知識
2つ目は、「税金」の知識です。
サラリーマンの場合、税金関連は全て会社がやってくれますが、起業する場合は全て自分で行う必要があります。
法人化する場合は「法人税」が掛かりますし、収入を得た時に発生する「所得税」、毎年必ず行う義務がある「確定申告」など、起業家は税金関係の作業が多いです。
事業に使用したものの「購入レシート」を確実に取っておき、出来るだけ経費計上して税金の支払額を少なくする努力も、利益を確保する為に必須です。
この仕組みを知らず、利益として得た収入をどんどん使ってしまうと翌年に請求される税金を支払えなくなるので、起業する場合は必ず税金の知識を身に付けましょう。
この作業を自分でやりたくない場合は、「税理士」を雇えば全ておこなってくれます。
今は「ネット上」で確定申告を行えるので、税務署に行く必要もありませんから。
会計の知識
3つ目は、「会計」の知識です。
これは、事業を行う上でのお金の流れを管理することであり、主に事業収入や支出、会社の資金などをまとめることを差します。
この会計を行うことで、「データ」として次の事業に行かせますし、何より資金提供を募る場合や株式会社の場合は投資家や株主に会社の状況を伝えることが出来るのです。
当たり前ですが、会社のお金の流れが分からない状態では、投資家や株主は不安ですから。
また、起業する場合は「経営状態の悪化」や「新商品の開発」など、定期的に資金提供が必要になる場合があります。
その際、この会計でしっかり正確にデータを残すことで、嘘を付いて投資家からお金を騙し取る不正も防げますし、信頼を得て期待を込めて提供を得られる可能性もあります。
個人事業主と法人の2つの起業方法
起業する場合は、「個人事業主」と「法人」の2つの方法があります。
どちらもメリットデメリット、向く事業と向かない事業があるので、1つずつ解説しますね。
法人化し会社を作る
1つ目は、「法人」としての起業です。
起業といって最もメジャーなのは、「法人」(株式会社など)として運営することでしょう。
法人化のメリットは、高い「社会的信用」を得られる為に、個人事業主より圧倒的に仕事を受けやすい点です。
一部の業種では、法人としか仕事を受けないジャンルもあるので、行いたいビジネスが社会的信用が必須な業種の人に向く方法となります。
また、事務所や店舗の賃貸契約も圧倒的に法人の方が「審査」に通り易い為、比較的容易に契約を結べます。
他にも、個人事業主より経費計上できる幅が広いので、固定費が多く掛かるビジネスモデルを行う人には法人化が向いていますね。
デメリットは、会社設立の際に行う「手続きの量」が多い、その際に「25万円」の費用が掛かること、個人事業主に比べて「法人税」が高い点です。
資本金は法律改正により、「1円」でもOKになりましたが、個人事業主よりかは面倒かつ費用が掛かります。
個人事業主として行う
2つ目が、「個人事業主」としての起業です。
個人事業主は、会社を設立することが無い点が特徴ですね。
メリットは、税務署に「開業届け」を提出するだけで無料かつ簡単に行え、税金も法人より安い点です。
その為、気軽に起業できる点が魅力の起業方法となります。
デメリットは、法人より社会的信用が無く、経費計上できる幅が狭いことです。
これらの要素から、個人事業主は社会的信用が不要なジャンルかつ、固定費が少ないビジネスモデルで起業したい人に向く方法になります。
また、自宅でパソコン一台で稼げるので、固定費が少なくそもそも経費計上する要素が少ない為、圧倒的に個人事業主の方がお得なのです。
よって個人事業主は、アフィリエイトなどのネットビジネス系を実践する人に向く起業方法です。
起業に向く人と向かない人の特徴
起業には、「向く人」と「向かない人」が居ます。
これは明確に起業の成功確率に影響する為、あなたがそれに当てはまるかを知っておくべきです。
起業に向く人
起業に向く人の要素1つ目は、「行動力」がある人です。
「何をやれば良いの?」、「自分は成功できるかな?」、「上手く行かなかったらどうしよう」など、悩む気持ちは分かりますが行動しなければ何も始まりません。
やると決めたら行動し、思うようにいかなくても色んな手を試して研究し、徐々に成功に近づくのです。
2つ目は、「変化に適応できる人」です。
起業の世界では、時代の変化や仕組みの変化に対応し続けなければ、生き残れません。
その際、思考を柔軟にして時代の需要に適応させる力がある人は、ピンチな状況でも上手く回避して抜け出せます。
3つ目は、「コミュニケーション能力が高い人」です。
ネットビジネス系などの一人ビジネスを除けば、従業員や取引先とのコミュニケーションが必要になります。
4つ目は、いい意味で「図太い人」です。
起業する場合、様々なピンチやサラリーマンとは別次元の金銭的ストレスがあります。
会社の売り上げが収入に直結しますし、融資を募っている場合は投資家などからのプレッシャーにも耐えなければいけません。
その際も、余裕を持って耐えられる人に向いていますね。
起業に向かない人
起業に向かない人1つ目は、「人に相談しないと行動できない人」です。
分からないことを聞くのは良いですが、向かない人の多くは行動する前に相談し、相手の意見で行動するかを決め背中を押されるのを待っています。
この様な人は、自分でゼロから事業を生み出す起業家には、明らかに向いていないです。
2つ目は、「精神的に余裕が無い人」です。
起業の世界に安定の保証は無いので、この様な人が行うと精神的に持たず、最悪の場合は「病気になる可能性」が高いです。
「従業員」を雇う場合、自分のストレスを当てつける可能性が高いので、冷静さが無い人には向いていません。
3つ目は、「資金管理が出来ない人」です。
会社のお金を使いこむのは問題外ですが、会社のお金の流れを把握していないどんぶり勘定では、「破滅」が待っています。
起業したい場合は即行動しよう
ここまで解説した様に、起業する際は事前準備が山ほどあり、身に付けるべき知識も沢山あります。
しかし、ここで一杯一杯になって立ち止まっていては、成功確率は「0%」です。
最低限の事前準備と知識を身に付けたら、その時点で出来る範囲で良いので、「行動」しましょう。
そこで得られたデータは「生きた情報」なので、これを積み重ねれば成功までは時間ですから。
因みに、個人的には今の時代に起業するなら、圧倒的に低資金ノーリスクで出来る「ネット起業」がおすすめです。
こんばんは。ランキングからきました。
すごく丁寧で解りやすかったです。
ありがとうございました。