起業を目指すからには、成功したいですよね?
一般的なイメージでは、起業で成功する為には「特殊な才能」や「コネ」、「バックアップの有無」などが重要だと考えている方が多いです。
ようは、「普通の一般人には縁の無い話」だと思われているということ。
しかし、実は今成功している起業家の中でも、上記の様な恵まれた能力や環境を持っていた人は、「ほんの一部」です。
その大半は、普通の学生だったり元サラリーマン、主婦、フリーターなど、特別な才能や環境を持ち合わせていない方なのです。
彼らが行うジャンルも、ITや不動産、飲食や美容系などバラバラであり、選択する事業自体が成功と関係ある訳でもありません。(ただし需要のあるジャンル限定)
起業で成功した人に共通するのは、「絶対に諦めない覚悟」です。
たとえ能力や環境に恵まれて居なくても、中々上手く行かなくても、絶対に諦めない覚悟があったからこそ、成功を掴み取ることが出来たのです。
この様な経験をした結果、起業の成功に必要なこと、やっておけばよかったことなどを学んだので、当記事ではそれらを「22個の秘訣」として紹介したいと思います。
目次
起業仲間を見つける
起業に必要な秘訣1つ目は、「起業仲間」を見つけることです。
組織化する起業を目指す場合は、創業メンバー的な仲間を見つけることが、成功の秘訣です。
どんな人間でも「得意不得意」は必ずあるので、仲間を見つけてお互いをカバーし合うことで、一人で起業するより圧倒的に成功確率が高まります。
仲間が居れば辛い時も励まし合えますから、やはり「仲間」は重要です。
ネットビジネス系など「一人ビジネス」で起業する場合は、SNSなどでコミュニケーションを取って起業仲間を見つけることをおすすめします。
理由は先程と同じで、人ぞれぞれ得意不得意が必ずあるので、自分では思いつかなかった方法やデータなどを教えて貰える可能性がありますから。
行うビジネス内容の理解&目的&目標の明確化
起業に必要な秘訣2つ目は、「行うビジネス内容の理解」&「目的&目標の明確化」です。
自分が行うビジネス内容をしっかり理解すれば、何が特に重要で始めに何をやらなければいけないのかなど、自分がやるべきことが分かります。
これを理解しないまま起業すると、後回しにするべき作業や重要でない要素に固執し、無駄な資金を費やしたり無駄な時間を過ごす羽目になるので必須です。
また、自分が行うビジネスの「目的」や「目標」を明確化することも重要です。
そのビジネスを通して高収入を得たいのか、ただ自分のやりたいことを仕事に出来ればいいのか、何を達成したいのかなどを決めることで、重要視する作業やモチベーションが変わります。
特に「組織化するビジネス」の場合は、よりこれらの要素を明確化しないと全体の統率が取れないので、必ず行いましょう。
起業アイデアを事業計画にまとめる
起業に必要な秘訣3つ目は、「起業アイデア」を事業計画にまとめることです。
当然ですが起業というのは、思いつきで適当に決めて実践して上手く行くほど甘くはありません。
これをやらないと、アイデアが決まって事業を開始しても、全く成果が出ない羽目になりますから。
逆にここさえしっかり理解し決めてしまえば、後は「スムーズ」に事業を進めて行くことが出来ますし、大失敗するリスクを減らすことも可能です。
起業アイデアを事業計画にまとめる際は、「以下の要素」を意識しましょう。
- その事業は需要があるのか?
- 競合に勝てる見込みはあるのか?
- 競合と差別化できるのか?
- 顧客は誰なのか?
- 顧客のニーズに答えられるのか?
競合のライバルを徹底リサーチする
起業に必要な秘訣4つ目は、「競合のライバル」を徹底リサーチすることです。
当たり前ですが、敵を知らなければ戦い様がありませんし、それを怠って無策で挑めば大失敗する可能性大ですからね。
ビジネスにおいて安定して需要あるジャンルというのは、「確立されたノウハウ」があります。
その為、競合を「リサーチ」することでそのノウハウを知れます。
例えば、「広告」の場合はどんなキャッチコピーでどんな構成で出しているのかなど、リサーチにより手に取る様に分かる為、初めから大失敗する可能性が低い状態でスタート出来るのです。
他にも、新規参入する自分が入る隙間の有無、差別化のポイントなど、起業で成功する際に必要なあらゆるデータを入手することが可能です。
謙虚な姿勢を意識する
起業に必要な秘訣5つ目は、「謙虚な姿勢」を意識することです。
一般人な起業家のイメージでは、我が強く自分の意見を曲げない&偉そうなどでしょう。
確かに、起業家はサラリーマンではないので、多少我が強くても問題はない面もあります。
しかし、時には「人に教えを請うこと」や、「助けを求める場面」も出ます。
例えば、コンサルなどで事業に関するノウハウを学ぶ環境を作ったり、トラブルに巻き込まれる、資金がショートしたりなどですね。
この際、日ごろから謙虚な姿勢を意識するのとしないのとでは、確実に「違い」があります。
起業して上手く行くと調子に乗りがちですが、それを抑えで謙虚な姿勢を心がけることで、のちのち自分の利益やピンチの脱出にも繋がるのです。
ブレない一貫性を持ってビジネスを行う
起業に必要な秘訣6つ目は、「ブレない一貫性」を持ってビジネスを行うことです。
分かり易く言えば、長年活動してきた人気ロックバンドが、いきなり「フォークバンド」や「ダンスグループ」になったら、今までのファンはごっそり減りますよね。
味噌ラーメンが売りのラーメン屋が、いきなり「豚骨ラーメン推し」に変わったら、常連客は減るでしょう。
これらは極端ではありますが、「一貫性」というのはビジネスにおいて超重要なのです。
ビジネスモデルにもよりますが、一貫性を保ち続けることで熱烈なファンを生み出すことが出来るので、起業で成功したい場合は必ず意識しましょう。
考え方の多様性を受け入れる
起業に必要な秘訣7つ目は、「考え方の多様性」を受け入れることです。
例えばネット経由で集客する場合、
- Twitterは陰湿なイメージがあるから嫌
- YouTubeは面倒臭そうだから嫌
- インスタグラムはいけ好かないから嫌
など、偏見に溢れた見方をしていると「ビジネスチャンス」を失います。
勿論、行うビジネスモデルによって「相性」はありますし、嫌いなものは利用したくない気持ちは分かります。
しかし、それによって実践していれば「本来得られた筈の利益」を、確実に失うことになるのは事実です。
組織化する場合も、「自分に都合のいい考えの人材」ばかり集めた場合、改善点などを指摘する人が居なくなる為、しっかりやっていれば得られたかもしれない利益を失いかねません。
よって、考え方や価値観の多様性を受け入れることも、起業の成功に必要なのです。
経営陣には有能な人物を置く
起業に必要な秘訣8つ目は、経営陣には「有能な人物」を置くことです。
当たり前ですが、会社の運営を行う経営陣が無能であれば、たとえ有能なスタッフを雇ってたとしても経営は上手く行きません。
特に「スタートアップ起業」においては、既に確立されている大企業などとは違いこの役割分担の仕組み自体をゼロから作らなければいけないので、より重要な要素と言えます。
創業メンバーを組んで組織化する際は、能力が高い人材を見抜いて高い地位を与えることが必須です。
事業を行う前に考えた起業アイデアを試験的に試す
起業に必要な秘訣9つ目は、事業を行う前に考えた起業アイデアを「試験的」に試すことです。
つまり、会社設立の前に事前に「テスト」を行うということですね。
会社を設立し、固定費が既に掛かっている状態で始めて起業アイデアを試す場合、失敗した際のリスクは凄まじいものになりますから。
会社設立前に、「固定費ゼロ」の状態で試験的に試すことで、たとえ反応が無くてもマイナスは少ないですし、立て直しや改善も容易になり成功確率が高まるのです。
その際の賛否や反応を見れば、「売れる商品か否か」を判断できますから、これを繰り返せば失敗のリスクを減らしながら成功確率を高めることが出来ます。
複数の資金調達ルートを用意する
起業に必要な秘訣10個目は、「複数の資金調達ルート」を用意することです。
無料~数万円ほどで始められる、ネットビジネス系などのEC事業を除けば、大抵の事業を行う際は「資金調達」が必須になります。
事業モデルにもよりますが、初期費用で数百万円~数千万円という金額が必要になり、その後も定期的に資金繰りに苦しむ時期が訪れるでしょう。
そこで重要なのが、「複数の資金調達ルート」を用意することです。
資金調達ルートが1つしか無い場合、そこで使えなくなったら状況によっては一巻の終わりになる為、保険という意味でも「複数の資金調達ルート」が重要なのです。
メジャーな方法としては、「以下の3つ」ですね。
- 銀行からの融資
- クラウドファンディング
- エンジェル投資家からの融資
これらを上手く使い分けて、資金調達を行うことをおすすめします。
新しいニーズを生み出す努力を行う
起業に必要な秘訣11個目は、「新しいニーズ」を生み出す努力を行うことです。
起業において最も楽で成功確率が高い方法は、既存のニーズに沿ったビジネスを行うことです。
これは既に需要があると分かっている為、競合のリサーチをしテストを繰り返すだけで売り上げを上げることが出来ますから。
その為、既存のニーズに沿ったビジネスというのは、スタートアップ起業には必須なやり方となります。
しかし、「新しいニーズを生み出す」という努力を欠かしてはいけません。
よって、まずは既存のニーズのビジネスで会社を軌道に乗せ、余裕が出てきたら新しいニーズを生み出す方向にも尽力することをおすすめします。
経営者である自分の右腕的な人材を育てる
起業に必要な秘訣12個目は、経営者である自分の「右腕的な人材」を育てることです。
組織の経営において、有能な人材を集めることは必須でありますが、中でも自分の右腕的な人材を育てるのは最も大変なことです。
しかしそれにより、確実に経営において「大きな利益」を生みますし、今後は現在の自分の仕事を任せて他のやるべき作業に集中することが出来ます。
よって有能な人材を集めつつ、自分の右腕的な人材を育てることにも注力しましょう。
会計や財務の管理を行う
起業に必要な秘訣13個目は、「会計や財務の管理」を行うことです。
会社経営はどんぶり勘定で出来る程甘くはないので、会社内のお金の流れを把握しなければいけません。
例えば、
- 運転資金は幾らかのか?
- 経費は幾ら掛かっているのか?
これらを正しく把握しなければ会社経営は上手く行かないので、「必須の要素」となります。
しかし実際の所、成功している起業家の大半は売り上げを上げることは得意でも、これら会計や財務の管理を苦手にしている場合が多いです。
その為、中にはこれらを適当に行っている為に、売り上げ以上に思ったより経費が掛かっていることを知らず、破滅する起業家も少なくありません。
よってこの場合は、専門家である「税理士」や「会計士」に任せることがおすすめです。
一応、今はクラウドサービスで「会計」や「経費」を管理できるツールが豊富にあるので、ある程度は自分で管理することも可能です。
どっしりと構える態度で余裕を持つ
起業に必要な秘訣14個目は、「どっしりと構える態度」で余裕を持つことです。
一人ビジネスや組織化ビジネスに関係なく、起業家には、いい意味での「図太さ」、「余裕」、「楽観的な考え」が必須です。
言われたことだけやれば給料を貰えるサラリーマンとは違い、会社経営の場合、社会情勢や事業で使うサービスやシステムの変化、トラブルの影響をもろに受け、収入が増減します。
「社内の内部トラブル」も、良くある話ですしね。
大抵の場合は、利益がマイナスになる場合が顕著である為、起業するからには安定収入の考えは捨て、定期的に起こる環境の変化にも対応し続けなければいけないのです。
その際に重要になるのが、「何とかなる」という余裕です。
慌てふためくのではなく楽観的に考え、「冷静に対処すること」が起業家に必須な要素となります。
行う仕事に優先順位を付ける
起業に必要な秘訣15個目は、行う仕事に「優先順位」を付け時間短縮することです。
最速で起業し成功を目指す場合、これは必須です。
全ての仕事には「優先順位」があり、利益に繋がる要素が大きいもの、少ないもの、初めにやるべきこと後回しにするべきことが存在する為、これを間違えると無駄な時間を過ごします。
その為、予め優先順位を付け「重要な仕事」から集中して行うことで、最速で成功を目指せるのです。
短期・長期の両方を意識した経営を行う
起業に必要な秘訣16個目は、「短期・長期」の両方を意識した経営を行うことです。
スタートアップ起業で成功し安定させる為には、この「短期・長期」を意識した経営が必須です。
「短期的な経営」というのは、初めの資金繰りや新規顧客を集め、その都度個別で対応する作業などを言います。
これは、事業を軌道に乗せるスタートアップ時には必要な要素です。
しかし、あくまでその場限りのビジネスでしか無い為、これしか意識していないとちょっとした歯車の変化で崩れる為、長期的な経営は難しくなります。
「長期的な経営」というのは、既存の顧客を維持する、もしくは新規顧客に対し安定して利益を上げる仕組み作りのこと。
これは、長期的に安定した経営を行う為に必須です。
しかし、それしか出来ないと資金繰りに苦しむ為、そもそも初期の事業立ち上げ自体が不可能になります。
この様に、どちらが欠けても経営は上手く行かなくなるので、「短期・長期」の両方を意識した経営を意識することが必須なのです。
そうすれば、無理なく現在の自分がやるべきことに集中出来ますから。
法律を守った経営を行う
起業に必要な秘訣17個目は、「法律を守った経営」を行うことです。
大抵の人は法律を正しく理解していないので、起業する際もその意識のままで行いがちです。
それ以外にも、分かってはいても「利益」を重要視する余り、法律違反をしてしまう場合もあります。
結果、最悪の場合は「逮捕」されてしまうこともある為、利益が収入に直結する起業家を目指す際は、サラリーマン以上に法律を守った運営を行いましょう。
特に「税金面」は多くの人が軽視しがちなので、売り上げや経費をごまかしたり確定申告自体をしないなどは、絶対に避けて下さい。
法律は社会のルールなので、それを破れば「罰則」が待っています。
とは言え、大抵は調べなくても分かる様な法律ですから、常識の範囲内で運営していれば、そうそう引っ掛かることは無いでしょう。
ビジネスの完成には長い時間が掛かることを知る
起業に必要な秘訣18個目は、ビジネスの完成には「長い時間」が掛かることを知るというもの。
起業とは「ゼロ」からビジネスを作るものなので、それが完成するまでには長い時間が掛かります。
たとえ商品を開発しそれが売れても、完成にはまだ早い場合が殆どです。
「iPhone」は一見完成形に見えますが、ご存じの通り定期的にアップデートを繰り返していて、これはまだiPhoneが完成していないことを意味します。
その為、あなたが起業し事業を軌道に乗せるまでにも「時間」が掛かりますし、商品自体も本当の完成には長い時間が掛かることを知ってください。
会社内でのコミュニケーションはしっかりと取る
起業に必要な秘訣19個目は、「会社内でのコミュニケーション」をしっかりと取ることです。
組織化するビジネスの場合、従業員同士のコミュニケーションは重要です。
とは言え、ブラック企業で良くある「声出し」など、経営者が強制的にやらせるものはコミュニケーションとは言えないでしょう。
会社内でのイベント開催なども、この様な集団行動が嫌な人は一定数居る為、強制参加を募る場合はコミュニケーションとは言えません。
仕事におけるコミュニケーションとは、強制力のない「休憩中や食事中の会話」を差すものだと、個人的に思います。
ここでは先輩上司の関係性が少なく、砕けた会話もし易いですから、「従業員の本音や意見」などを聞くことが出来ます。
結果、情報交換により現場の意見を取り入れることで、利益に繋がるのです。
自分がやらなくても回る経営を目指す
起業に必要な秘訣20個目は、「自分がやらなくても回る経営」を目指すことです。
スタートアップ時には、余裕が無いので創業者が多くの作業をこなしますが、軌道に乗り始めたら徐々に人に任せる環境作りを行いましょう。
でないと、「永遠に従業員&会社」共に成長しませんから。
会社が軌道に乗り一定期間継続すれば、ノウハウが溜まり確立されるので、「マニュアル」的なものを作り従業員を育て任せる環境を目指して下さい。
結果、最終的には「自分がやらなくても回る経営」を実現できます。
低価格競争には参加しない
起業に必要な秘訣21個目は、「低価格競争」には参加しないことです。
スタートアップ起業で一番やってはいけないのは、「低価格競争」に参加することです。
提供する商品の価格は業界の相場が基本ですが、稀に相場を大きく下回る低価格で勝負する会社が現れます。
しかしこれで生き残れるのは、圧倒的資本のある大企業だけなので、スタートアップ起業は絶対に参加してはいけません。
人は、多少高くてもサービスが良ければお金を払う為、価格の安さではなく「別の要素」で勝負し差別化を図ることが、スタートアップ起業が生き残る秘訣なのです。
複数のアイデアを出して成功確率を上げる
起業に必要な秘訣22個目は、「複数のアイデア」を出して成功確率を上げることです。
何を行うにしても、策は1つより複数あった方が良いに決まっています。
「ECサイト」を作るにしても、1つのセールスページのみで実践するのではなく、複数パターン用意することで得られるデータは別次元になるので、結果的に成功に近づくことが可能です。
また、複数パターン用意したセールスページの内、1つが「大当たり」する可能性もあります。
貼ったリンクのクリック率を上げる際も、1つの誘導分だけではなく複数パターン用意すれば、取れるデータは多くなりますし1つが当たるかもしれません。
よって、「複数のアイデア」を用意するのは必須なのです。
まとめ
ここまで、僕が起業した際に感じた成功のスタートアップに必要な22の条件を紹介しました。
行う事業や一人ビジネスなど実践するジャンル、環境によっては不要なものはありますが、参考になれば幸いです。
個人的に、起業する際は低資金ノーリスクで出来る「ネット起業」をおすすめしています。